スロープの滑り・油の滑り止め用「シャークグリップ」防滑仕上げ

シャークグリップ防滑仕上げ

シャークグリップは、滑りにくくすることに特化した防滑仕上げです。主に、油で滑る床や、スロープなど、より転倒事故のリスクが高い床面への転倒防止に最適です。

シャークグリップ防滑仕上げは、特殊無溶剤UV樹脂と形状の異なる骨材を組み合わせ、床材表面に物理的な凹凸(ザラザラ)を付ける、コーティングタイプの滑り止めです。試験体でのCSR'測定では、最大0.9以上の高い結果を出しており、よりリスクの高い床面への防滑に適しています。

シャークグリップとは

マンホール

特長①CSR値0.8以上(供試体参考値)の高い防滑性
特長②無溶剤UV樹脂でスピード防滑
特長③油の滑りも強力グリップ!2種類の選べる防滑仕上げ
特長④多種多様な床材に滑り止め

シャークグリップ滑り止めイメージ【クリックで拡大】

  • タイル防滑タイル タイル
  • グレーチング防滑グレーチング グレーチング
  • マンホール防滑マンホール マンホール

転倒防止対策事例

油で滑る床、常に濡れた状態の床、スロープ等、転倒リスクの非常に高い床への滑り止めを目的とした転倒防止対策です。

何においても床を滑らなくすることを第一に考える場所にお勧めの防滑仕上げです。マンションやオフィスビルのエントランス、マンホール、厨房、プールサイド、スロープや階段等、屋内外問わず多様な場所へコーティングを行っております。

  • 階段・アプローチ(鎌倉市)住宅階段
  • オフィスビル(都内)オフィスビル
  • マンホール(都内)マンホール

シャークグリップ防滑仕上げ 転倒防止事例

シャークグリップ防滑仕上げ詳細

特長①CSR値0.8以上(供試体参考値)の高い防滑性

滑り測定

シャークグリップ防滑仕上げは、「JIS A 1454(17)滑り性試験」の規格に準拠した試験を行い、「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」に記載の評価基準(CSR=0.4以上)をクリアした防滑仕上げです。

骨材の粒子サイズや配合量の調整、トップコートの有無により、「湿潤時CSR値=0.8以上」の表面状態に仕上げることが可能です。

シャークグリップ 試料(サンプル)で行うCSR測定 結果詳細

(※)「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」記載の床の滑りの評価基準

バリアフリー新法(正式名称「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」)に基づく「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」に記載のある推奨値です。

床の種類単位空間等推奨値(案)
履物を履いて動作する
床、路面
敷地内の通路、建築物の出入口、
屋内の通路、階段の踏面・踊場、
便所・洗面所の床
CSR=0.4以上
傾斜路(傾斜角:θ)CSR-sinθ=0.4以上
客室の床CSR=0.3以上

特長②無溶剤UV樹脂でスピード防滑

シャークグリップ防滑仕上げは、骨材のバインダーに無溶剤UV樹脂を採用しています。UVライトを当てることで瞬時に防滑面を仕上げることが可能です。

無溶剤UV樹脂を採用することで、アルコール・シンナーなどの揮発溶剤の揮発時間など、待機時間を減らすことが出来、少ない時間で広範囲の防滑を可能にします。

また、揮発溶剤を含まないため、残留臭は少なく、すぐに開放することが出来ます。

シャークグリップ滑り止めフロー【石材・タイルへの防滑】

  • ①洗浄・清掃・養生洗浄・清掃・養生
  • ②プライマー塗布プライマー塗布
  • ③ベースUV樹脂塗布ベースUV樹脂塗布
  • ④UV照射UV照射
  • ⑤防滑UV樹塗布・骨材散布防滑UV樹塗布・骨材散布
  • ⑥UV照射UV照射
  • ⑦トップUV樹脂塗布トップUV樹脂塗布
  • ⑧UV照射UV照射3回目
  • ⑨防滑完成防滑完成

シャークグリップ滑り止め仕様【石材・タイルへの防滑】

シャークグリップ防滑仕上げは、床の種類で異なりますが、3~4層で防滑面を作ります。各層を瞬時に固めることが出来るため、塗り重ねが簡易に出来ます。

シャークグリップ防滑仕様 ④トップUVコーティング層
汚れの付着を最小限に抑え、骨材の長期的な保護をするためのトップコートです。
③防滑UVコーティング層
バインダーとなるUV樹脂と形状の異なる骨材を組み合わせすることで、表面をザラザラに仕上げます
②ベースUVコーティング層
床と防滑面の密着を高め、同時に重歩行の緩衝材の役割を担います。
①専用プライマー
自社開発の特殊プライマーで、床とコーティング剤の密着を高めます。

特長③油の滑りも強力グリップ!2種類の選べる防滑仕上げ

シャークグリップは、油・洗剤の滑り、スロープなどの「”超”高リスク用防滑仕上げ」と、雨掛りするエントランスなどの「高リスク用防滑仕上げ」の2種類の防滑仕上げがあります。

  • 転倒事故「”超”高リスク用」
    防滑仕上げ
    シャークグリップ60
    シャークグリップ60 シャークグリップ60湿潤時CSR値=0.96 ※厨房・パンドリーなどの油、薬品、洗剤の滑り、プールサイドや大浴場など常に濡れた床の滑り、傾斜路・スロープの滑りに最適です。
  • 転倒事故「高リスク用」
    防滑仕上げ
    シャークグリップ80
    シャークグリップ80 シャークグリップ80湿潤時CSR値=0.88 ※雨で濡れるエントランスや共用通路、階段・ステップの滑り止めに最適です。

特長④多種多様な床材に滑り止め

シャークグリップ防滑仕上げは、一部の床材を除き、石材、タイルを中心に多種多様な床への防滑が可能です。雨で濡れる床、油で滑る床等で、見た目以上に安全性を最重要視するべき床への転倒防止に最適です。

床材防滑可否
石材御影石・大理石
人造大理石・テラゾー
タイル磁器質・せっ器質・陶器質
セラミックタイル
テラコッタ
化学床材長尺シート・Pタイル等
鉄・ステンレスマンホール・縞鋼板・グレーチング等
ガラス
無垢材
複合フローリング
シートフローリングオレフィンシート×
コンクリート・モルタル
人工大理石
FRP
塗り床アクリル・ウレタン・エポキシ樹脂等
シリコン樹脂×

シャークグリップ防滑仕上げの適した床

”滑る場所”別防滑適性適正
エントランスなど建物外部の床
共用部、店舗通路など建物内部の床
階段・ステップ
傾斜路・スロープ
浴室、お風呂
”滑る原因”別防滑適性適正
直接的な雨掛り(エントランス)
間接的な雨掛り(通路、風除室)
常時湿潤の床(プールサイド、大浴場)
油の滑り(厨房、パンドリー)
薬品、洗剤の滑り(厨房、工場)